“参院改革”報告書とりまとめ
参議院の選挙制度などについて議論する与野党の「参議院改革協議会」が報告書をとりまとめました。選挙制度改革についての具体案は示されませんでした。
改革協議会はおよそ1年間、13回開かれ参議院の在り方や選挙制度改革、オンライン審議などについて議論し、8日に報告書をとりまとめました。
1票の格差を是正するための選挙制度改革については各党の間で意見の隔たりが大きかったため具体的な改革案は示されませんでした。
一方、2016年の参議院選挙から導入された「合区」については、自民党と立憲民主党が「特定の県が自分たちの代表を出せない状況はよくない」などとして解消すべきとの考えで一致しました。
自民党の世耕参院幹事長は「参議院の地方代表的な性格と合区の解消に関しては自民と立憲である程度一致した」と述べ、成果を強調しました。