「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」で献花 日韓首脳が共同で初訪問
G7広島サミット最終日、21日午前7時35分すぎ、岸田首相と韓国の尹錫悦大統領の首脳夫妻が、広島市の平和公園にある「韓国人原爆犠牲者慰霊碑」を訪れ、献花を行いました。「韓国人慰霊碑」を日韓の首脳が共に訪れるのは初めてです。
戦時中、朝鮮半島からは徴用や出稼ぎなどで多くの人が広島に渡り、被爆しました。韓国原爆被害者協会は、広島と長崎で被爆した朝鮮半島出身者は10万人にのぼり、半数近くは、その場で死亡したと推定しています。
「韓国人慰霊碑」は被爆した朝鮮半島出身者を慰霊し、原爆の惨事を繰り返さないことを願って韓国で製作され、1970年にまず平和記念公園の外に建立されました。
ただ、平和記念公園内への移設を求める強い声があり、広島市との協議の上1999年に公園内に移設されています。