先月、行われた安倍元総理大臣の国葬の費用について、政府がまとめた速報値で12億円台半ばだったことが明らかになりました。

複数の政府・与党関係者によりますと、式典の費用として2億4000万円、警備費に4億8000万円、海外からの要人の接遇費用に5億1000万円、自衛隊の儀仗（ぎじょう）などに要した費用が1000万円で、あわせておよそ12億4000万円にのぼるということです。

政府は当初、16億6000万円との見通しを示していましたが、それを下回った形です。

詳細な内訳は、式典などにかかった費用の2億4000万円のうち、式典の企画・演出および警備などに1億9000万円、日本武道館の借り上げ経費が5000万円。

警備にかかった4億8000万円のうち、全国から派遣される警官の旅費などが2億6000万円、警察車両や待機所の借り上げなどに2億2000万円。

海外からの要人の接遇費用の5億1000万円のうち、海外要人の受け入れ態勢などに4億5000万円、在外職員の旅費などに6000万円だということです。

政府はこうした方針について、14日午前中に発表する方針です。