第70回民間放送全国大会 青森放送「カエレナイ街から」ラジオグランプリ受賞
第70回民間放送全国大会が開かれ、山形放送がテレビグランプリを青森放送がラジオグランプリをそれぞれ受賞しました。
8日の民放全国大会で発表された、民放連賞テレビグランプリには、山形県の庄内から戦前に満州、戦後には青森と北海道に移り住んだ開拓民たちの姿を描いた山形放送のドキュメンタリー番組「三つめの庄内~余計者たちの夢の国~」が選ばれました。
三浦重行ディレクターは「本当に地味な作品だったので、受賞にびっくりしている。開拓民たちの物語は終わっていないので、これからも伝えていきたい」と喜びを語りました。
また、民放連賞ラジオグランプリは性的少数者によるレインボーパレードを青森市で8年前から開催してきた女性カップルを取材した青森放送の「カエレナイ街から」が受賞しました。
夏目浩光ディレクターは「取材した宇佐美翔子さんが亡くなり、受賞を知らせられないのが残念ですが、宇佐美さんの願いに少し近づいたんじゃないかなと思います」と挨拶しました。
そのほかに、「青少年向け」部門では強豪ダンス部員らに密着取材した大阪・読売テレビの「みのだん」が最優秀賞を。
「技術」部門ではAI映像認識技術を生かし、スポーツ中継など番組制作の効率化を進めた日本テレビの取り組みが最優秀賞を受賞しました。