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岸田首相“裏金関わった議員…道義的責任ある”政倫審

2024年2月29日 17:34
岸田首相“裏金関わった議員…道義的責任ある”政倫審
政治倫理審査会は29日午後、終了しました。29日のポイントですが、岸田首相は裏金に関わった自民党議員に「道義的な責任がある」と強調しました。

国会記者会館から中継です。

岸田首相
「法律上の責任以外にも、政治家として説明責任、そして政治責任、道義的な責任という言葉も先ほど使いましたが、こうした責任はあると私は思っています。説明責任の果たし方、そして事実の状況もしっかり踏まえながら、党として処分をはじめとする政治責任についても判断を行ってまいります」

立憲民主党の野田元首相は、岸田首相が2022年に7回もパーティーを開いているのは異常ではないか、と指摘したうえで、首相在任中には、個人として「政治資金パーティーを開かないと明言できるか」と迫りました。

岸田首相は、「私のパーティーは勉強会だ」としたうえで、「在任中に行うことはない」と答えました。

2人目として質疑に立った二階派事務総長の武田元総務相は冒頭、「多くの国民の皆様の政治不信を招くに至ったこと、心から志帥会を代表しておわびを申し上げたい」と陳謝しました。

派閥の会計処理や、不記載などについては「二階会長も私もまったく関与していない」と述べ、会計責任者が行ったことだと釈明しました。

立憲の寺田議員は、二階派で不記載のあった議員が派閥幹部に集中しているのは不自然だと指摘した上で、全容解明のため派閥会長である二階元幹事長が直接説明するよう、改めて求めました。

政倫審は3月1日も開かれ、安倍派の幹部4人が出席し、説明する予定です。