安倍元総理追悼演説“秋以降に先送り”の方向で調整 野党側の反発受け
安倍元総理大臣に対する追悼演説について自民党は、来月の臨時国会で行う方針でしたが、野党側の反発を受け、秋以降に先送りする方向で調整していることがわかりました。
銃で撃たれて亡くなった安倍元総理について、自民党は、来月3日に召集される臨時国会で追悼演説を行う方針で、演説には甘利前幹事長を起用する考えでした。
しかし野党側は、追悼演説よりも先に安倍元総理の国葬について議論するよう求めたほか、慣例に従って、追悼演説は甘利氏ではなく野党議員が行うべきなどと主張し、強く反発していました。また、与党内からも野党議員が行う慣例を破ってまで甘利氏を起用することには、疑問の声が上がっていました。
こうしたことなどから、自民党は、追悼演説は落ち着いた環境で行うことが望ましいと判断し、秋の臨時国会以降に先送りする方向で調整に入ったものです。すでに、複数の野党幹部にも伝えています。