第二次改造内閣が発足 岸田首相「政策断行内閣」
岸田首相は第二次改造内閣の発足を受けて会見し、「有事に対応し政策を実行に移すため内閣改造を断行した」と強調しました。
岸田首相「骨格を維持しながら有事に対応する『政策断行内閣』として山積する課題に対し、経験と実力を兼ね備えた閣僚を起用することといたしました」
また、岸田首相は「新型コロナを乗り越え経済を再生し持続可能な経済社会を作り上げること」、「国際情勢が緊迫する中、新しい国際秩序を作り上げること」に最優先に取り組みたいと述べました。
一方、霊感商法被害などが問題になっているいわゆる統一教会との関係については「組閣に当たって閣僚に対し政治家としての責任で統一教会との関係を点検し、厳正に見直すことを了承した者のみを任命した」と述べました。
その上で、「統一教会が不当に自民党の政策に影響を与えたとは認識していない」と強調しました。
また、安倍元首相の国葬に反対の声が上がっていることについては「政府としては今後、様々な機会を通じて丁寧に説明を続けていきたい」と述べました。
一方、内閣改造について野党からは批判の声が相次ぎました。
立憲民主党・泉代表「一言で言いまして統一教会隠蔽(いんぺい)内閣だ。点検や厳正な見直しをすると言ったにもかかわらず、全くできていないんではないでしょうか」
国民民主党・玉木代表「まさに名前を付けようにも、何をする内閣かが分からないので、付けようがないと思うんです」
野党側はいわゆる統一教会の問題などについて今後、国会で追及する方針です。