海外渡航する日本人向けのテロ・誘拐対策訓練 外務省
外務省は13日、海外に渡航する日本人向けのテロ・誘拐対策の訓練を開催しました。
訓練には、外務省の職員や海外で事業を展開する民間企業の社員など、およそ100人が参加しました。
講師
「手をつくんだけど、できる限り顔をあげておいて、足を曲げた状態で一気に伏せる」
「私が後ろを向きました。そういうことですね、OKです」
参加者は、テロに巻き込まれた場合の対応や、誘拐され尋問を受けた際の受け答えなどを実践形式で学びました。
参加者
「日本にいるとテロって非日常的なので、非常に良い体験ができた。頭の片隅にでもあれば少しでも役に立てればなと思っています」
外務省・岩本領事局長
「この訓練を通じて海外での安全意識を一層高めていただいて、万が一危険な状態に直面された際には、この訓練の内容を少しでも運用していただいて、被害を最小限にとどめていただければ」
外務省は「日本企業が多く進出する地域でテロ・誘拐事件の発生が継続している」として、緊急事態が発生した際の民間と政府の連携を強化することとしています。