ロシア外務省“越境攻撃により民間人50人以上が死亡”
ロシア外務省は23日、ウクライナ軍が先月開始した越境攻撃により、ロシアの民間人50人以上が死亡したと主張しました。
ロシア外務省の当局者は23日の記者会見で、ウクライナ軍が先月6日に西部クルスク州で越境攻撃を開始して以降、民間人少なくとも56人が死亡し、266人がケガをしたと主張しました。今月20日時点の死傷者数だとしています。また、国境付近から13万1000人の民間人が避難したということです。
ウクライナ軍の越境攻撃をめぐっては、ロシア軍が複数の集落を奪還するなど、反撃も続いていますが、依然として多くの集落がウクライナ軍の占領下にあります。
ウクライナ側は、今回の越境攻撃では、民間人を標的にはしていないとした上で、「ロシアは長年にわたって虚偽の数字やプロパガンダを流してきた」「この死傷者数の主張を検証する方法は全くない」と反発しています。