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安倍派が100人の大台に到達“分裂”に警鐘も…

2023年4月28日 17:37

自民党の安倍派幹部の世耕参院幹事長は28日の会見で、安倍派に所属する国会議員の数が100人の大台に達したことを明らかにしました。

自民党の安倍派には27日、先の補欠選挙で当選した、衆議院山口2区の岸信千世議員、衆議院山口4区の吉田真次議員、参議院大分選挙区の白坂亜紀議員の3人が新たに加入しました。

さらに、28日の会見で、安倍派幹部の世耕参院幹事長は、「片山さつき参議院議員の安倍派への入会申し込みの手続きが行われ完了した」と述べたうえで、安倍派に所属する国会議員の数が100人の大台に達したことを明らかにしました。

政界では「派閥が100人程度になると分裂する恐れが高まる」といわれていて、安倍派の重鎮・森喜朗元首相も去年5月の派閥パーティーで「数を一番誇っちゃいけない。あと何人で100人になるぞ、なんて時が一番危ない。それで滅びたところがたくさんある。分解をする」と警鐘を鳴らしていました。

安倍派は去年7月に安倍元首相が銃撃され亡くなって以降、会長不在の状態が続いています。

世耕氏は後任の会長について、「今の運営体制で何か問題があることはないかと思うが、今後、衆議院総選挙や人事があることを踏まえるとどういう体制が一番いいのか、しっかりコンセンサスを作っていくことが重要だ」と述べました。