盛山文科相「何ら恥ずべき行動はとってこなかった」 不信任案提出に対し発言
いわゆる“統一教会”との関係をめぐって、「正直、覚えていない」「うすうす思い出してきた」などと発言が二転三転してきた盛山文部科学相に対して、立憲民主党は19日、不信任決議案を衆議院に提出しました。19日夜、本人の「発言」は――
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盛山文科相(19日、午後6時すぎ)
「不信任案が提出されたということで、明日本会議があるわけでございます。私としてはこれまで正々堂々と、何ら恥ずべき行動はとってこなかったと思っておりますので」
いわゆる“統一教会”との関係をめぐり、立憲民主党が提出した不信任決議案について、19日夜、“何ら恥ずべきことはない”と述べた盛山文部科学相。教団の関連団体から渡された“推薦状”を手にした写真が、一連の“疑惑のきっかけ”となっていますが…
――改めて選挙応援はなかったという認識?
盛山文科相(19日、午後6時すぎ)
「ございません。私の方からお願いしたことはございません。私としては、みなさんにご信頼をしていただけるような行動をずっととっているつもりでございます」
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盛山文科相(6日)
「正直よく覚えていなかった」
盛山文科相(7日)
「うすうす思い出してきた」
盛山文科相(8日)
「正直覚えておりません」
連日の追及に対し、“答弁が迷走”していた盛山文科相。
不信任案を提出した立憲民主党の安住国対委員長は…
立憲民主党 安住国対委員長
「やはり残念ながら旧統一教会との関係を認定せざるを得ません。またこれを隠していたという事実は重い。我が国の教育行政をつかさどるものとして、我々としては適格性に欠けるというふうに判断」
一方、岸田首相は…
岸田首相(19日、午後5時半ごろ)
「まず盛山大臣には引き続き職責を全うしていただき、責任を果たしていただきたい。過去の関係はともかく現時点においては当該団体と一切関係がない」
手続きが進んでいる教団への解散命令請求と、被害者救済について「引き続き責任を果たしてもらいたい」と盛山文科相を続投させる考えを示しました。
不信任案は20日午後、衆議院本会議で採決され、与党などの反対多数で否決される見通しです。
(2月19日放送『news zero』より)