菅前首相が、訪問先のベトナムでチン首相と会談しました。日本とベトナムが今年9月に外交関係樹立50周年を迎えるのを前に、経済や安全保障分野での連携を確認しました。

菅前首相「自分も貴国（ベトナム）に強い思いがあり今回、訪問を致しました。（外交関係樹立）50周年という節目の年にあたり、両国の広範な戦略的パートナーシップをさらなる高みに引き上げるべく、両国の関係を一層、強化をしていきたい」

会談で、菅氏は「ベトナムは自由で開かれたインド太平洋、実現の要となるパートナーだ」と述べ、経済や安全保障分野でのさらなる協力を呼びかけました。

また、菅氏が強引な海洋進出を続ける中国を念頭に「力による一方的な現状変更を認めないとの決意を示し続ける必要がある」と指摘したのに対し、チン首相は「南シナ海情勢について理解と協力をお願いしたい」と述べました。