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ドイツの捜査機関と連携しながら調査と報告  徳島県立近代美術館所蔵の絵画に贋作の疑い【徳島】

2025年2月25日 17:12
ドイツの捜査機関と連携しながら調査と報告  徳島県立近代美術館所蔵の絵画に贋作の疑い【徳島】
徳島県立近代美術館所蔵の絵画に贋作の疑いが生じている問題で県は25日、ドイツの捜査機関と連携しながら調査を進めていることを明らかにしました。

(県観光スポーツ文化部 佐藤泰司部長)
「ベルリン州警察の美術品犯罪特別班長との情報交換を行っており情報分析を進めている」

県立近代美術館が所蔵する絵画「自転車乗り」には、ドイツの天才贋作師と呼ばれるヴォルフガング・ベルトラッキ氏による贋作の疑いが持たれています。

県によりますと去年6月に疑いが浮上して以降、県はドイツの捜査機関であるベルリン州警察と連携しながら事実関係の解明に努めているということです。

「自転車乗り」は県立近代美術館が、1999年に6720万円で購入しました。

以降、四半世紀にわたってフランスの画家、ジャン・メッツァンジェ作として所蔵してきましたが天才贋作師として世界的に有名なベルトラッキ氏は四国放送のインタビューに対し、この作品はかつて自身が描いた贋作であると証言しています。

県は今後も「ドイツの捜査機関と連絡を取りつつ、情報を解析し事実解明に努めていく」としています。

最終更新日:2025年2月25日 20:47
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