高岡テクノドーム別館整備 「削減することが現実的」 調査結果を公表
高岡テクノドーム別館の整備を巡り、4日、県は別館の床面積を現在の計画より「削減することが現実的」という調査結果を公表しました。
県は2024年8月までに整備の方向性を出したいとしています。
県は4日、別館の床面積を削減することを盛り込んだ案など2つの案からなる整備計画見直しの中間報告を示しました。
それによりますと、検討の方向性について、1つ目の案では可動式の客席を導入するなど本館のステージ機能などを最大限強化するいっぽう、別館については当初計画に比べ床面積を一定以上削減し屋根の形状なども簡略化するとしました。
そして2つ目の案でも本館の機能強化を省エネ対応やバリアフリー化など一定程度にとどめ、別館については当初計画に比べ「ある程度の」床面積を削減するとしています。
高岡テクノドームの別館整備をめぐっては、建設費が当初の予定から大幅に上振れして46億円余りとなり、2023年5月の入札には業者の応募がありませんでした。
このため県は、本館の改修や別館の整備など全体を含めた専門家による調査を進めていました。
県はこの中間報告の内容を県西部の自治体と商工団体に通知して意見集約を図り、2024年8月までに整備の方向性を出したいとしています。