不適切な党員登録を認めた自民党・田畑衆議院議員（富山1区）について、自民党県連の宮本光明幹事長はきょう午前、記者会見などで説明するタイミングは聞いていないとしました。そのうえで、本人の置かれた状況を「今度間違いがあれば致命的」だとしました。

自民党県連・宮本光明幹事長「きょうの時点で、いつ党本部であったりとか、橘会長に対して説明等々を行うという日時まで、まだ確定していないという話をうかがっています」

自民党県連の宮本幹事長は、きょう午前の会見で田畑議員が説明の場をいつ設けるか「まだ決まっていない」と話しました。

県連によりますと、自民党本部は田畑議員に対し、あす召集の臨時国会までに説明責任を果たすよう求めています。

いっぽう田畑議員から県連の橘会長には「調査のためもうしばらく時間がほしい」と連絡が来ていると言います。

宮本幹事長「なんとか早く調査の報告をしたいと思っているんですと、もうしばらく時間をいただきたいと、またあの国会内で 会うタイミングを作ろうと思っていると橘会長は仰っています」

今回、田畑議員が支援者に無断で党員登録を行っていたとされる点については…

宮本幹事長「事実とすれば何と言いますか、党員に対して申し訳ないという気持ちを持っていますし、実際に架空の党員を認められている発言もあるわけですので。ただ今回のことが事実であるとすれば、それぞれ集めていただいている市町村支部や職域支部の皆さんにも徹底というか、確認をしていただくということはお願いしていく筋だと思う」

会見の最後に、宮本幹事長は田畑議員が置かれた厳しい状況を指摘しました。

宮本幹事長「本人にしてみると、これが最後の報告ですよね。それがまた間違っていた、とかそうでなかったという事実があったりすると、それは本人にとっては致命的だと僕はやっぱり今思っています。ですから、慎重に慎重を期して事実関係を明らかにするという意味で、時間がかかっているというふうには、理解をしてあげたいと今思っています」