衆院選富山1区候補選考 自民党市連は党員アンケートの方針示す
次期衆議院選挙富山1区の候補者選考をめぐり、自民党富山市連が揺れています。現職の田畑裕明議員を推すべきかどうか判断するため、6000人弱の党員に対しアンケートを取る方針を5日に明らかにしました。
5日午後、自民党富山市連の執行部5人が、次期衆院選富山1区の候補者選考について話しあう会議を開きました。
衆議院富山1区の現職、田畑裕明議員をめぐっては、今年6月に開催予定だった政治資金パーティーの案内状に「入金のみ」の項目を設定していたことから、政治資金規正法が禁じる「政治家個人への寄付」にあたる恐れがあるとして、国会で野党から追及されました。
この問題で富山市連は7月、政治不信を招いたとして田畑議員に厳重注意しました。
市連内からは次期衆院選に向けて「田畑議員を一致結束して推せない」などの声があがっていて、中川忠昭支部長は、田畑議員も含めた予備選挙の実施について検討する考えを示していました。
3時間続いた5日の会議の後、中川支部長は取材に対し、田畑議員を推すべきかどうか党員にアンケートをとる方針を明らかにしました。
市連が5日までに所属議員に対し、田畑氏を候補者として推薦することについて質問したアンケート結果については。
中川支部長「現職田畑さんをしっかり推すという方が半数強であって、反対、どちらかまだわからないと決めかねるといった方も半数弱おられたということなので、こういう状態でなかなか一本化して選挙を戦えないんじゃないかという話が出ました。やはりここは党員の皆さん方にアンケート方式で良いから、一度問うべきでないかと」
市連は8日に開く支部長・幹事長・事務局長会議で、党員およそ6000人にアンケートをとる方針を示したうえ、18日にはアンケートを集計する考えです。
中川支部長「時間のない中でも丁寧に議論していく必要がある」