【富山】衆院選候補者アンケート 政治資金パーティーは?少子化対策は?
衆議院選挙の県内選挙区の立候補者に対し、KNBはアンケートを行いました。
今回の選挙で争点となっているテーマについて3選挙区の候補者11人の主張をお伝えします。
◆まずは政治資金パーティーについてです。
今回の衆院選では、政治とカネの問題が大きな争点となっています。
政治資金規正法では、政治資金パーティーで集めた金を政治活動に充てることを認めていますが、制度をめぐっては、批判の声が相次いでいます。
「政治資金パーティーは制度として残すべきか、禁止すべきか」、候補者に尋ねました。
【富山1区】
立憲民主党新人の山候補と無所属前職の吉田候補は、「禁止すべき」としています。
一方、不記載が明らかになった自民党前職の田畑候補は、「制度として残すべき」と回答しました。
日本維新の会新人の浅岡候補は、「禁止すべき」に近いと回答。
共産党新人の青山候補は、「禁止すべき」としています。
【富山2区】
共産党新人の泉野候補と立憲民主党新人の越川候補は、「禁止すべき」と回答、自民党前職の上田候補は、「残すべき」に近いとしています。
【富山3区】
自民党前職の橘候補と国民民主党新人の大久保候補は「残すべき」に近いと答えました。
共産党新人の坂本候補は、「禁止すべき」としています。
◆続いては、選択的夫婦別姓制度についてです。
結婚後は同じ名字にするか、それぞれ結婚前の名字にするかを選べる制度です。
現在の民法では、結婚する時、どちらかが必ず姓を改めなければいけません。
「選択的夫婦別姓に賛成か反対か」を候補者に尋ねました。
【富山1区】
山候補は「賛成」、吉田候補は、やや「賛成」田畑候補は、やや「反対」としています。
浅岡候補は「どちらとも言えない」と回答、青山候補は「賛成」と答えました。
【富山2区】
泉野候補と越川候補は「賛成」と回答。
上田候補は「どちらとも言えない」と答えています。
【富山3区】
橘候補は、「どちらとも言えない」と回答。
大久保候補、坂本候補は「賛成」と答えています。
◆次は少子化問題への対応です。
1人の女性が生涯に産む子どもの数を表す合計特殊出生率は全国で1.20で、統計開始以降で最も低くなっています。
子どもを産まない背景にあるのは、経済的余裕がないこと、家事育児と仕事との両立が難しいことなどが挙げられます。
アンケートでは、「少子化対策の財源について、社会全体のため高齢者を含む幅広い世代に負担を求めるべきか、受益者負担として現役世代に限定して負担を求めるべきか」を尋ねました。
【富山1区】
山候補と吉田候補は、「社会全体」に近いと回答。
田畑候補は、「社会全体」と答えました。
浅岡候補と青山候補は「どちらとも言えない」と答えています。
【富山2区】
泉野候補は、「どちらとも言えない」。
越川候補と上田候補は「社会全体」に近いとしています。
【富山3区】
橘候補と大久保候補は、「社会全体」に近いと回答。
坂本候補はどちらとも言えないと答えています。
候補者へのアンケート結果は、KNBなど日本テレビ系列のサイト「ZERO選挙」でも見ることができます。
今回紹介した以外の質問も行っているほか、設問に答えることで自分の考えに近い候補者を検索することもできます。
これからの日本を誰に、どの政党に託すのか、考えるきっかけにしてもらえればと思います。