<町職員に”パワハラ”行為>町議会議員に『辞職勧告決議』…『辞職勧告』に応じない意向(宮城・亘理町)
町の職員に対するパワハラ行為が確認された宮城・亘理町の町議会議員について、議会で『辞職勧告決議案』が10日可決された。
問題の議員は、職員に謝罪しているなどとして『辞職勧告』に応じない意向だ。
10日閉会の宮城・亘理町議会12月定例会。
議題に上がったのは、鈴木邦彦町議(67)のパワハラ行為。
発端となったのは、今年6月 町役場を訪れた町民から鈴木議員が職員に「すごい声で迫っていた、怖かったので用を済ませず帰った」との情報が寄せられたこと。
その後、議会の調査委員会によって、鈴木議員のパワハラ行為や威圧的な態度など合わせて8件が確認された。
職員に業務改善を指摘する際に、高圧的な口調になったなどとされている。
町議会議長)鈴木邦彦議員に対する『辞職勧告決議』についての件を、議題といたします
10日の議会では、複数の町議から提出された『辞職勧告決議案』が審議され、起立多数で可決された。
この結果を受け、鈴木議員はー。
亘理町議会議員(無所属・2期目)鈴木邦彦町議(67)
「混乱を招いたことに対して、深くお詫び申し上げたい。私は住民から負託を受けて議員 になったので、それを町民の方にしっかりと返さなければいけな いと思って、私は続けますと話をしています」
鈴木議員は、相手職員らに謝罪していることに加えて、パワハラ防止の研修を受け自身の認識を改めたことなどを理由に、議員辞職はしない意向だ。