<衆院選> ミヤギテレビ・独自の『世論調査』 有権者が重視する政策は?候補者を選ぶ基準は?(10月19日・20日調査実施)
宮城県内の有権者が重視する政策は何か、候補者を選ぶ基準はどこにあるか、電話調査が示すデータについて、仙台市内で聞いた有権者の声を交えてお伝えする。
10月19日・20日の2日間。
宮城県内の有権者2571人を対象に、衆院選について電話による世論調査を実施した。
まず、投票する上で重視する政策を聞いたところ、「経済対策」が36%、「年金・社会保障」が23%で、有権者の暮らしとお金に関わる政策が重視されている。
次いで、「政治改革」や「外交・安全保障」、「子育て支援・教育」などが関心を集めていた。
有権者
「まず減税。少子高齢化で大変になるのはわかっているんだけどれも、ただ今の年金受給者の人たちを見ていると、生活がどんどん苦しくなるのかなと思います」
有権者
「バラマキはもういい加減辞めたらどうですかっていう話ですね。財源のないとこでバラマキの議論をしてもしょうがないでしょ。当然、弱者は救済しなきゃいけないのでいいですけれど、あまりにも野放図なバラマキを宣伝しても、僕は意味ないと思います」
また、候補者を選ぶ基準について聞いてみると、「政党」と答えた人が28%、「候補者の人柄」が26%、「地元への貢献」が18%となり、候補者自身についてだけでなく、政党や掲げる政策に共感して投票先を決める人も多いことが読み取れる。
有権者
「今までは人柄で選んできたんですけど、やはり少しは党でも考えなくちゃならないかなと思います」
有権者
「まだ特にどこの党って決めていないのもあるし、まだちょっと決められないというか。今回(解散までが)早かったじゃないですか。なのでじっくり考える暇もないかなというところもありますね」
そして、今回の総選挙で、自民党はいわゆる「裏金議員」について非公認としたり、比例重複を認めない対応を取った。
この対応について、およそ6割の人が「評価する」「多少評価する」と答え、県民は一定の評価をしていることがわかった。
また、この総選挙で政権交代を望むか聞いたところ、半分以上の人が「望む」「多少望む」と答え、「望まない」「あまり望まない」という答えを上回った。
有権者
「やっぱり一つの党が長く政治をしているというのは、新陳代謝が促されなくて…というのはあると思いますね」
「交代までは私は希望はしてないんですね。自民党だけの意見でなくて、ほかの党の意見も少し聞いてもらいたいので、少し増やしてほしいです、野党も」
「政権交代は難しいですね。自民党もどうかなと思いますけれど、かといって、どこがばっちりやってくれるかっていうのがわかんないです」
最後に、投票することで生活が良くなると期待するかたずねると、「期待する」方向の回答と、「期待しない」という方向の回答が、ほぼ半分ずつに分かれる形となった。
有権者
「生活良くなるかはわかんないですけれど、(投票に)行かないで生活悪くなるよりは、行って生活悪くなった方がまだ諦めつくかなと思うんで、行こうと思います」
「これからは、やはりその人の演説とか聞いて1票を、貴重な1票ですから、投票したいと思います」
衆議院選挙は、10月27日に投開票日を迎える。