衆議院選挙一票の格差 宮崎県内3選挙区は「合憲」 福岡高裁宮崎支部の判断
テレビ宮崎
去年10月に行われた衆議院選挙の「一票の格差」を巡る裁判で、福岡高裁宮崎支部は、宮崎県内3つの選挙区について「合憲」と判断しました。
去年10月の衆院選は、1票の格差是正のため小選挙区が「10増10減」された初めての選挙でしたが、議員1人あたりの有権者の数で最大2.06倍の格差が生じていました。
21日の判決で福岡高裁宮崎支部の西森政一裁判長は、「格差の程度が新たな区割り制度の合理性を失わせるほど著しいものではない」などとして「合憲」と判断。
選挙の無効を求めていた原告側の訴えを退けました。
(升永英俊弁護士)
「まったく理不尽な判決だと、憲法に違反した判決だと考えています」
衆院選の一票の格差を巡っては、2つの弁護士グループが全国の高裁と高裁支部で16件の訴訟を起こしていて、21日までに判決が出た11件は全て「合憲」と判断されています。
弁護側は、速やかに上告するとしています。
最終更新日:2025年2月21日 19:33