山形県が整備検討中の屋内スケート場 山形市と連携し施設とあり方検討へ
山形県が新たに整備を検討している屋内スケート場を巡り、県は7日、屋外スケート場の新たな整備を目指している山形市と連携し、施設のあり方などを検討していく考えを示しました。
山形県が新たに整備を検討している屋内スケート場については、2025年度中に、設置場所や施設の機能などを示した基本計画を策定する予定です。今年度は利用者数や経済効果の試算などを民間のマーケティング会社に委託していて、調査結果を年度末に取りまとめるとしています。
一方、山形市では、老朽化が進む山形市総合スポーツセンターの屋外スケート場を巡り、有識者による検討会で新たな整備が望ましいとの意見が示されています。これを受け、市は来年度、整備の基本構想を策定し対応を決める計画です。
7日開かれた県議会予算特別委員会で、県の岡本泰輔・みらい企画創造部長は、山形市と連携して整備を進めていく考えを示しました。
岡本泰輔・県みらい企画創造部長
「県としては今年度実施している基礎調査の結果を踏まえ、来年度、有識者や市町村の意見を聞きながら施設の立地場所や機能などの検討を深めていく。まずはその中で山形市の考えを伺いながら連携の方向性などについて検討していく」
一方、来年度、仙台市に通年型のアイススケートリンクが整備されることについては「仙台市の施設はアイスショーの開催やフィギュアスケートの練習などが主な用途で、山形県内に屋内スケート場を新たに作っても一般利用者の確保に大きな影響はない」と述べました。