昨年度見直しされた水田の活用を巡る国の交付金制度について、北杜市は19日、要件の緩和などを農林水産省に求めました。

この制度は、主食の米の安定供給と有効活用を目指す中で、転作などをする農家に補助金を交付するものです。制度は昨年度から見直され、5年間で1度も水張りが行われない土地については交付金の対象外となりました。

北杜市の上村英司市長は、市内の農場を視察した鈴木憲和農林水産副大臣に見直しは受け入れがたいとし、制度の要件緩和などを求める要望書を手渡しました。

要望書の提出には市内の農家も出席し、耕作放棄地を増やす政策になるなどと、再び制度を見直すよう要望しました。