「快適…鉄道はムダ金」富士山で自動運転EVバスの実証実験 登山鉄道に“対抗” 山梨
富士山の麓と5合目をLRT=次世代路面電車で結ぶ県の富士山登山鉄道構想に反対する富士吉田市などは10日、代替案として実用化を目指す自動運転EVバスの実証実験をスタートしました。試乗した富士吉田市の堀内茂市長は「改めて登山鉄道はいらないと感じた」と強調しました。
自動運転EVバスは富士山への環境負荷を減らそうと、富士吉田市などが麓と5合目を結ぶ富士スバルラインへの導入を目指しているものです。10日は堀内市長ら関係者が自動運転EVバスに試乗し、2合目の樹海台駐車場から3合目の大沢駐車場までの約7キロの区間を往復しました。
富士吉田市 堀内茂 市長
「快適でした。通常の観光バスと変わらない乗り心地で本当に安心感、力強さを感じました」
自動運転EVバスは県が構想を進める富士山登山鉄道の代替案に位置付けていて、堀内市長は改めて登山鉄道の導入に反対する考えを示しました。
富士吉田市 堀内茂 市長
「本日これ(自動運転EVバス)に乗ってみて、鉄道は全く必要ないなと。そんな無駄金は使う必要ないと本当に感じました。非常にすばらしい実験でした」
実証実験は11月19日まで行われ、バッテリーの消費量など各種データを収集します。