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富士山登山鉄道 黒字化には6分間隔“都心並みダイヤ”で運行必要 県が中間報告 山梨

2024年10月29日 10:43
富士山登山鉄道 黒字化には6分間隔“都心並みダイヤ”で運行必要  県が中間報告 山梨
 県が掲げる富士山登山鉄道構想の事業化へ向けた検討の中間報告が28日公表され、黒字を確保するには東京都心の鉄道並みのダイヤとなる6分間隔で運行する必要があることが分かりました。

 富士山登山鉄道構想は富士スバルラインに整備するLRTと呼ばれる次世代路面電車で富士山の麓と5合目を結ぶものです。県は1人1万円で年間300万人が利用すると、40年で1800億円以上の収益が見込めるとの試算を発表しています。

 中間報告は富士山登山鉄道構想の技術的な課題を調べる有識者会議の意見を県がまとめたものです。それによりますと、60人乗りの車両の2両編成で運行した場合、黒字化には東京都心の鉄道並みの6分間隔での運行が必要だということです。

 現状では一度に運べる人数を増やせないため、運行間隔を広げるには新型車両の開発や1万円を想定する運賃を上げる必要性があるということです。

長崎知事
「(富士5合目には)現時点で年間500万人が訪れている。夏だけでいくつかの課題はあるものの、LRTは実現可能である。年間300万人(の利用)は非実現的とは直感的には思わない」

 また、県は構想に反対する団体との意見交換の場を設け、地元の市町村長や鉄道業者にも対談を申し入れるとしています。
最終更新日:2024年10月29日 10:43
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