富士山でEVバス自動運転の試運転「登山鉄道」の“代替案” 10日から実証実験 山梨
富士吉田市などは10日から、「富士スバルライン」で排気ガスを排出しないEVバスの自動運転の実証実験を始めます。県が進める富士山登山鉄道構想への代替案としての位置付けで、6日は試運転が報道陣に公開されました。
この試運転は自動運転の社会実装を支援している「 BOLDLY」が行ったものです。
自動運転EVバスは県が進める富士山登山鉄道構想への代替案としての位置付けで、6日2合目の樹海台駐車場から4合目の大沢駐車場までの約6.5キロを走行し、想定ルートと実際の走行ルートのズレの確認と修正を行いました。
現在、車両の運転は乗務員が常に乗車し、自動運転と手動運転の切り替えを行う「自動運転レベル2」で行われていますが、今後は自動運転システムが全ての操作を行う「自動運転レベル4」を目指します。
ON BOLDLY 社会実装課 田中佑典さん
「今回距離が長いというのがあり、それが難しい点だった。今回の実証実験ではほぼ100%自動で運転することができていて、手動で運転するのと変わりなく安全性は担保できているものと考えている」
富士スバルラインでの実証実験は11月10日から始まります。