不記載問題の山梨・長崎知事 政治資金パーティーを3月に再開 1年4か月ぶり 山梨
山梨県の長崎幸太郎知事は政治資金の不記載問題を理由に開催を見送っていた政治資金パーティーを3月中旬、1年4か月ぶりに再開する方針を固めたことが4日、分かりました。
長崎知事は2019年、自民党二階派から政治資金パーティー券の売り上げノルマ超過分として現金1182万円を受け取りながら、収支報告書に記載していなかった問題を去年1月に公表して以降、政治資金パーティーの開催を見送ってきました。
しかし、去年12月の県議会で「世襲でもない政治家にとっては、政治資金パーティーを行うことで政治参画の可能性が生まれる」などと発言。再開の意向を示していましたが、関係者によりますと、3月15日に郡内地域、16日に国中地域でそれぞれ開催する方向で調整してるということです。
再開にあたり、政治資金パーティーは従来の飲食を伴う形式ではなく、講師を招くセミナーや自身の講演などを行う「勉強会」の形をとるということです。長崎知事の政治資金パーティーが3月に開催されれば2023年11月以来、1年4か月ぶりとなります。
長崎知事の不記載問題を巡っては市民グループが政治資金規正法違反の疑いで刑事告発しましたが、東京地検特捜部は去年8月、不起訴処分に。市民グループは検察審査会に審査を申し立てましたが、検察審査会は1月24日に「不起訴相当」と議決しました。