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給与総額の平均32万6157円、前年比2.1%増加 実質賃金は物価高騰の影響で0.9%減少

2023年2月7日 8:32
給与総額の平均32万6157円、前年比2.1%増加 実質賃金は物価高騰の影響で0.9%減少

去年の働く人1人当たりの給与総額の平均は32万6157円で、前年と比べ2.1%の増加となりました。

厚労省が発表した毎月勤労統計の速報値によりますと、2022年分の1人当たりの給与は平均で32万6157円で、前年と比べると2.1%増え、2年連続の増加となりました。賞与など、特別に支払われた給与が4年ぶりに増加したことなどが要因です。

一方、給与である名目賃金から物価の変動の影響を除いた実質賃金は、このところの物価の高騰の影響で、消費者物価指数が高くなっていることから、前年に比べ0.9%減少しています。

厚労省は「給与は新型コロナの感染拡大前の水準に戻っていると考えられる」としています。