有効求人倍率 去年平均は1.28倍…4年ぶり前年を上回る
仕事を探す人1人に対し、求人がいくつあるかを示す有効求人倍率の去年1年間の平均は1.28倍で、4年ぶりに前の年を上回りました。
厚労省によりますと、有効求人倍率の去年1年間の平均は1.28倍で、前の年より0.15ポイント上昇し、年平均は4年ぶりに前の年を上回りました。コロナ禍からの回復基調が続いていますが、以前の水準にまでは戻っていないということです。
一方、去年12月の有効求人倍率は1.35倍で、前の月と同水準でした。
産業別の新規の求人では、全国旅行支援などの影響で「宿泊業」は好調なものの、「飲食サービス業」は新型コロナの第8波の影響で団体利用が回復せず、先行きが見通せないため、求人を控える動きがみられたほか、「建設業」では燃料費や資材の高騰の影響などで、求人が大きく減ったということです。
また、総務省統計局発表の去年12月の完全失業率は、前の月から変わらず2.5%でした。