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【時系列でわかる⑥】発生から約124時間…90代女性を救出 石川・珠洲市(1月6日午後11半時更新)

2024年1月6日 22:21
【時系列でわかる⑥】発生から約124時間…90代女性を救出 石川・珠洲市(1月6日午後11半時更新)

6日夜、石川県珠洲市で90代女性で、地震発生から約124時間後に救出されました。女性は救出時、はっきりと受け答えができる状態だったということです。地震発生からの動きを、時系列でまとめました。
(※情報は随時、更新します)

【6日 5:26】石川・穴水町で震度5強

気象庁によると、6日午前5時26分ごろ、地震があった。震源地は石川県能登地方。震源の深さは10キロ。地震の規模を示すマグニチュードは5.3と推定。この地震による津波の心配なし。震度5強を観測したのは、穴水町。

【6日 7:55】金正恩総書記が日本へ見舞いの電報

北朝鮮の金正恩総書記が能登半島地震について、日本へ見舞いの電報を送っていたことがわかりました。

北朝鮮メディアは金総書記が5日、岸田首相に宛てて見舞いの電報を送ったと伝えました。

金総書記はこの中で「新年の年初から地震による多くの人命被害と物質的損失を被ったという報に接して、遺族と被害者に深い同情と見舞いを表した」ということです。その上で、「被災地の方々が一日も早く安定した生活を回復することを祈願する」としています。

日本の災害に対し、北朝鮮の最高指導者が見舞いの電報などを送るのは異例です。

【6日 10時半ごろ】「2、3回来ないといけないかも」氷見市で災害ごみの受け入れ

能登半島地震の発生から7日は初めての週末を迎え、氷見市では地震の影響で使えなくなった家具など「災害ごみ」の受け入れが行われていました。

氷見市は4日から「ふれあいの森」の駐車場で災害ごみを受け入れていて、6日も多くの人が倒れて壊れてしまった家電製品や家具などを持ち込んでいました

【6日 11時ごろ】石川・馳知事「被災した受験者の交通費と前泊費をサポートしたい」

石川県は、6日午前、災害対策本部員会議を開きました。会議では、各部局から災害状況などの報告や、今後の対応の方針などが示されました。

その中で馳知事は、金沢市にある「いしかわ総合スポーツセンター」で避難者を受け入れていくと発言しました。スポーツセンターは暖房設備も備わっているということで、より良い環境を避難者に提供したいとしています。受け入れは、要介護者や妊婦などを優先的に行うとしており、今後マッチング作業が進められます。受け入れは8日の開始を目指すということです。

また、今月13・14日に行われる大学入学共通テストについて、被災した受験生の交通費、前泊費を、県としてサポートしていきたいと話しました。

【6日 午前】幹線道路の復旧 岸田首相「国が県にかわって」

岸田首相は政府の非常災害対策本部で、能登半島地震で大きな被害が出た幹線道路について、国が県にかわって復旧作業を行い、輸送ルートを確保するよう指示しました。

岸田首相「国道249号沿岸部などの幹線道路については、国が県にかわって、道路の緊急復旧をさらに迅速に進め、緊急輸送ルートの確保を図ってください」

岸田首相はまた、石川県が道路の一部区間で災害復旧などの車両のみが通行できる交通規制を調整していることについて、国としてもバックアップするよう指示した上で、国民に自家用車の使用を控えるよう呼びかける考えを示しました。

【6日 11:23】石川県がボランティア特設サイト開設

石川県は6日、能登地方で発生した最大震度7の地震に関して、県内の災害ボランティア情報を一括して発信するため、特設サイトを開設しました。ボランティアに関する問い合わせが県や自治体などに相次ぐ中、窓口を一本化する狙いがあります。

石川県庁には、毎日ボランティアに関する問い合わせが殺到しているといいます。県の担当者は「気持ちはとてもありがたいが、今はまだ、受け入れられる状態にない自治体がほとんど」と話します。

その上で、ボランティアの意思がある人については、「サイトから事前登録をしてほしい」とし、受け入れの準備が整い次第、順次自治体からメールなどで連絡するとしています。

【6日 11:42】石川県の死者100人、安否不明211人に

石川県内で亡くなられた方は100人に、また、安否の分かっていない方は211人となっています。

6日午前5時半ごろに起きた最大震度5強の地震では、輪島市で震度4を観測するなど、6日目となる今も大きな地震が続いています。輪島市では県内最多の59人の死亡が確認されています。

こうした中、被災者に向けた支援が急ピッチで進んでいます。輪島市役所にほど近いスーパーマーケットは、4日から営業を再開。5日までは個数制限をしていましたが、6日からは制限をなくし、食料品や水などを販売しています。

【6日午前】避難所で3人のコロナ感染を確認 石川・穴水町

石川県の災害対策本部で6日、穴水町にある避難所1か所で、3人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと報告されました。災害派遣医療チーム(DMAT)と連携して対応にあたるとしています。

【6日】石川・金沢市などで「二十歳のつどい」

元日に大きな地震が発生した石川県で、金沢市などで20歳を迎える人を対象とした「二十歳のつどい」が開かれました。

金沢市内のホールに集まっていたのは、今年度、年齢が20歳となる城東地区の365人です。

参加者は「普段は関東にいるので、ちょうど地震の日に帰ってきて、なんとかきょうを迎えられてよかったです」「(式典を)開催してよいのかという思いもありますけれど、仲間と会って、いろいろ、今後の明るい話とかをして、乗り越えていこうと思っています」

開会前には、能登半島地震の犠牲者に対し、黙とうが捧げられました。

そして金沢市の村山卓市長は、祝辞の中で「被災された方々が日常を取り戻せるよう心を寄せてください」と呼びかけました。

【6日】富山県内 断続的に冷たい雨の中 氷見市では後片付け

6日の県内は冬型の気圧配置や気圧の谷の影響で雲に覆われ、断続的に雨が降っています。

このうち、氷見市栄町では能登半島地震の影響で倒壊の危険があると判定された建物から荷物を運び出すなど、時折雨が降る中、人々が復旧作業を行っていました。

【6日 17:55】今も“下敷き”に…救助活動続く

石川県穴水町では、地震により土砂崩れが発生したことが5日、明らかになりました。

6日、重機などを使いながら、手探りでの救助活動が続く中、被災者の親族によると、10人がいたとみられ、3人の死亡を確認。今も7人が下敷きになっているとみられています。

石川県内で亡くなられた方は126人となりました。

【6日 19:34】金沢市 救援物資の受け付け初日 紙おむつ約3万枚など集まる

金沢市は6日、企業や市民などから救援物資の受け付けを開始しました。市によりますと、正午から午後4時までの間に携帯用カイロ約3万1000個や紙おむつ約3万枚などが集まったということです。

【6日 22:03】90代女性が大地震から約124時間後に救助

石川県警災害警備本部によりますと、珠洲市で6日午後8時20分頃、救助班が家屋のがれきに挟まれている女性2人を発見しました。

このうち1人は90代女性で、救出時、はっきりと受け答えができる状態だったということです。約124時間後の救出となりました。残る1人は40代女性で、心肺停止状態で発見されています。

【6日 23:20】志賀町で震度6弱 津波の心配なし

気象庁によると、6日午後11時20分ごろ、地震があった。震源地は能登半島沖。震源の深さは10キロ。地震の規模を示すマグニチュードは4.4と推定。この地震による津波の心配なし。

この地震で、石川・志賀町では震度6弱を観測しました。