オミクロン 濃厚接触者“待機”短縮で合意
新型コロナウイルスのオミクロン株の流行拡大で急増する濃厚接触者の待機期間について、厚生労働省の専門家会議は、短縮する方向で合意しました。具体的な日数は調整中で、厚労省が14日にも発表する見通しです。
厚労省アドバイザリーボード・脇田隆字座長「感染者の療養期間と濃厚接触者の健康観察期間についても、科学的知見に基づき適切に見直していく必要がある」
専門家会議は、オミクロン株の急拡大で医療従事者の職場離脱により病院機能の維持が困難になっていると指摘し、「保健所や交通機関など社会機能の維持に関わる全ての職場でも起こりうる」と懸念を示しました。
その上で、潜伏期間が3日だというデータなどに基づき、濃厚接触者の自宅などでの待機期間を短縮する方向で合意したということです。
関係者によりますと、待機期間を原則10日間とし、社会活動の継続が必要な場合は7日間とする案が示されましたが、専門家からは、「原則7日間に」との意見も多く出るなどし、結論は14日に持ち越されました。
政府は、専門家から提言を受けた上で、待機期間を何日に短縮するか14日にも発表する見通しです。