建設業の基幹統計が書き換えられ二重計上されていた問題で、国土交通省は、再発防止策の検討などを行うため、タスクフォースを設置することを決めました。

１４日、統計の書き換えや二重計上が起きた原因などを究明してきた第三者委員会が、斉藤国土交通大臣に報告書を提出しました。

報告書を受け、国交省は不適切な処理がなされた統計の復元をするための検討会議と、再発防止策の検討などを行うタスクフォースを立ち上げることを決めました。

復元措置の検討には、統計の有識者などを構成員とする予定ですが、復元には多くの人員が必要とされることが予想され、国交省側は「いまの（統計室だけの）体制では無理だと考えており、省内のほかの力を借りていきたい」としています。

再発防止策の検討や統計の検証を行うタスクフォースは、事務次官や関係局長、有識者などで構成する予定です。

また、この問題にかかわった職員の処分などは、今後検討していくということです。