国土交通省による建設業の基幹統計が書き換えられ二重計上されていた問題で、斉藤国土交通大臣は問題に関わった職員の処分について、今週中にも一定の報告をすると述べました。

１４日、斉藤大臣は統計の書き換えや二重計上が起きた原因などを究明してきた第三者委員会の報告書を受け取りました。報告書では、問題発覚後も幹部職員が責任追及を回避したいといった意識があり、任期中に問題を解決せず先送りする構造的な問題が存在したなどと指摘されていました。

これを受け斉藤大臣は「問題の発覚後の対応は言語道断なこと」「事なかれ主義などについても国土交通省の中で改革していかなくてはいけない」と強調し、今後、省内に設置するタスクフォースなどで検討していくとしています。

また、問題に関わった職員への処分について「人事当局において事実確認を行っている」とした上で「今週中に自分も含め職員の処分についても一定の報告をしたい」と述べました。