新型コロナウイルスの感染の急拡大を受け、病院に出向いて診察を受けにくい自宅療養者の増加が予想されることから、２４日から新しいオンライン診療のサービスが始まりました。

２４日から小児科医が中心となって始めたのは、患者が予約なしでオンライン診療が受けられるサービスです。オンライン空間に待合室を作り、患者はここで診察を待ちます。

登録している医師が空くと順番に診察が受けられるもので、体調の急な変化にも対応できるよう、患者が住んでいる場所から３０キロ圏内にいる医師が自動でマッチングされる仕組みです。

オンラインドクター．ｃｏｍ・鈴木幹啓医師「コロナの分類で軽症なだけであって、自覚症状としては重い風邪なんです。そんな中で医療機関を受診できない」

このシステムを立ち上げた医師は、新型コロナの感染が急拡大する中、「自宅療養者が増加することで、解熱剤などが欲しい患者からオンライン診療のニーズが高まる」としています。

２４日の時点で登録している医師は、およそ１５０人ですが、患者が待ち時間なく診察を受けられるよう、今後は、登録している医師を増やしていきたいということです。