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高速料金、4月から普通車平日上限2千円に

2011年2月16日 20:35

 高速道路の料金割引について、国交省は16日、今年4月以降、普通車の土日や祝日の上限料金を1000円に、平日は2000円にすることなどを正式に決めた。

 国交省は16日、今年4月以降の高速道路の料金割引について、民主党と正式に合意した。普通車の土日や祝日の料金は、ETC(=ノンストップ自動料金収受システム)搭載車を対象に上限を1000円にする制度を継続するとともに、新たに平日も、ETCを搭載していない車も含めて上限を2000円にするという。また、環境に配慮し、エコカーについては、軽自動車と同じく、曜日を問わず上限1000円とする。

 一方、首都高速道路と阪神高速道路については、上限制度は導入せず、500円から900円の距離別の料金制度を来年から導入するという。さらに、本州と四国を結ぶ本四高速道路については、平日、別の高速道路から乗り継ぐ際、500円が上乗せされ、上限が2500円となる他、東京湾アクアラインは、現在行われている普通車800円の社会実験が当面3年間継続されることも決まった。

 高速道路の割引には18年度までに約2兆円の財源が確保されているが、今回決まった割引制度には年間で約7000億円が必要となるとみられていて、財源を使い果たす14年以降は、料金が跳ね上がる可能性もある。

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