三菱重のサーバーがウイルス感染、スパイか
総合機械メーカー「三菱重工業」の防衛産業の製造拠点などで、サーバーやパソコンがコンピューターウイルスに感染し、外部から不正に侵入されていた可能性があることがわかった。
警視庁によると、コンピューターウイルスに感染していることがわかったのは、自衛隊の護衛艦を製造する長崎造船所や、ミサイルの誘導弾などを製造する愛知県の工場など計9か所にあるサーバーやパソコン。このコンピューターウイルスは、パソコンなどを外部から自由に操作、閲覧できる種類のもので、実際に情報が抜き取られる被害があったかどうかは確認中だという。
三菱重工は、感染経路や被害の状況について、警視庁に相談しながら詳しい調査を進めている。警視庁は、コンピューターウイルスを使ったスパイ行為の可能性もあるとみて情報収集を進めている。