沖縄県知事選告示 三つどもえの戦いに 普天間基地の辺野古移設など争点
アメリカ軍普天間基地の移設問題などが争点となる沖縄県知事選挙が25日に告示されました。現職と新人2人による三つどもえの戦いとなる見込みです。
任期満了に伴う沖縄県知事選挙には、無所属の新人で前衆院議員の下地幹郎氏、無所属の新人で自民党と公明党が推薦する前宜野湾市長の佐喜真淳氏、無所属の現職で立憲民主党や共産党など「オール沖縄」勢力が推す玉城デニー氏が立候補を届け出ています。
争点となる普天間基地の名護市辺野古への移設について、下地氏は「すでに埋め立てられた部分の駐機場としての活用」、佐喜真氏は「容認」、玉城氏は「反対」を訴えています。
下地幹郎氏「(普天間の)24機をここ(辺野古)に移す。そして普天間はあきます。その中で私は国際空港をつくって、世界中から普天間に観光客が来る」
佐喜真淳氏「普天間飛行場を2030年までに返還をし、若い人たちがチャレンジできる、そんなような跡地利用を行いたいと思います」
玉城デニー氏「辺野古に新しい基地をつくらせない。普天間基地の1日も早い危険性の除去と閉鎖返還を必ず実現させる。全身全霊で取り組んでまいります」
選挙戦では、新型コロナ対策や経済振興などについても論戦が交わされる見通しです。
沖縄県知事選は、一部の地域を除き、来月11日に投開票されます。