宮内庁、初のSNS使った情報発信検討へ “正しい情報”積極的に広報展開…増員要求も
積極的な広報展開のため、初めてSNSを使った情報発信を検討すると発表しました。
宮内庁は2023年度予算の概算要求で、天皇陛下と皇室方の活動や皇室財産の管理などに使われる「皇室費」をおよそ65億円、宮内庁を運営するための「宮内庁費」をおよそ116億円計上し、総要求額はおよそ182億円となりました。
その中には、積極的な広報展開のための体制整備として、参事官1人と広報の職員2人の合わせて3人の増員要求が含まれています。
SNSを含めた発信を検討するということで、媒体についてはこれから検討するとし、合わせてホームページ全体の刷新を行うということです。
宮内庁によりますと、皇室について流布されている様々な情報の中には誤ったものもあるため、宮内庁や皇室が正しい情報をより積極的に提供していくべきという声があったということです。
これまで宮内庁は、SNSを使用した情報発信は行ってきませんでした。
また、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまのティアラについては来年度予算にも計上されませんでした。
愛子さまのティアラは成年を迎えた際、新調されませんでしたが、新型コロナウイルスの感染拡大が国民の暮らしに様々な影響を与えている中で宮内庁は来年度のティアラ製造を見送ったということです。