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“母の日”に欲しいもの――「圧倒的1位」は? プレゼントの平均予算額はいかに?…最多は群馬県ナゼ【#みんなのギモン】

2024年5月7日 10:43
“母の日”に欲しいもの――「圧倒的1位」は? プレゼントの平均予算額はいかに?…最多は群馬県ナゼ【#みんなのギモン】
12日は「母の日」。あるアンケートによると、プレゼントの平均予算や希望額、贈るという人の割合が多い都道府県が明らかになりました。別の調査では、子育て中の母親のホンネも浮き彫りに。皆さんはどうしているのか、何が欲しいのか。街でも聞きました。

そこで今回の#みんなのギモンでは、「母の日 一番欲しいのは…」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。
●母の日の“熱量” どの地域が1番?
●花じゃない? “切実”母のホンネ

■母親や妻を思う「母の日」が間近

菅原薫・日本テレビ解説委員
「ゴールデンウイークは6日で終わりで、12日は母の日です。覚えていましたか?」

森圭介アナウンサー
「もちろん覚えています! 私は子育て世代でもあります。自分の母親向けの母の日と、妻向けの母の日と、2つの意味がありますよね」

鈴江奈々アナウンサー
「どちらにも気を配る日ということですね」

森アナウンサー
「気を配らせていただける日です」

菅原解説委員
「母の日といえば、というエピソードはありますか?」

斎藤佑樹キャスター
「母の日も父の日もそうですが、何が欲しいかを聞いて買うようにしています」

鈴江アナウンサー
「100点満点の対応だと思います」

河出奈都美アナウンサー
「私の父は妻と自分の母、妻の母という3人にプレゼントを贈らないといけないので、子どもながら大変そうだなと思っていました。母の日には父が料理を振る舞ってみんなに感謝を伝える、というのを見ていました」

森アナウンサー
「ナイスアイディアですね…」

菅原解説委員
「母の日をどう過ごすのか、街の人に聞いてみました」

■お花、手紙…子どもは何をあげる?

――母の日に何をあげますか?

「(妻は)あれ買ってほしい、これ買ってほしいというのはあるんですけど、母の日だから、子どもたちがお母さんにあげる」

子どもに何をあげるかを聞いたところ、「お花」と教えてくれました。

別の家族の子どもは「母の日の手紙を書いています。『いつもありがとう』と渡そうと思います」と言いました。母の日の準備について「してません。これからします」と答えた子どももいました。

■「プレゼント贈る」は8.6ポイント↑

菅原解説委員
「母の日どうしよう、とまだ準備ができていな方はぜひ参考にしてください。日本生命が行ったアンケート調査では、母の日に母親や配偶者などにプレゼントを贈ると答えた人は75%と、去年より8.6ポイント上昇していました」

「コロナ禍が明けて母の日に直接会ってプレゼントを渡したり、外食をしたりする人が増えたということです。気になるプレゼントの金額ですが、アンケートでは贈る側の予算ともらう側の希望額、両方に聞いています」

「贈る側の予算の平均は5948円。そして、もらう側の希望額の平均は4143円と予算額より1800円ほど低いという結果になりました」

森アナウンサー
「あくまで気持ちが大事だと思いながらも、この数字を見るとどこかほっとしている自分がいます」

■群馬出身の斎藤キャスターに聞く…ナゼ

菅原解説委員
「都道府県別でも調査していて、予算が一番高かったのは群馬県で6987円でした。斎藤さんは群馬出身ですが、何でだと思いますか?」

斎藤キャスター
「これは分かります。群馬県は『かかあ天下とからっ風』という言葉があるぐらいなので、かかあが天下なんですよ」

菅原解説委員
「この調査では理由までは調べていないので分かりませんが、『かかあ天下』は群馬の名物とまで言われていますから、お母さんが強いことは関係しているのかもしれないですよね」

森アナウンサー
「何で群馬はかかあ天下なんですか?」

菅原解説委員
「群馬は古くから絹織物の生産が盛んで、養蚕や機織りの仕事を女性が担ってきた部分があります。昔から女性が大変活躍していて、夫が『うちのかかあは天下一』と言ったのが始まりだそうです。近年では『強いお母さん』と、意味が若干変わってきているようです」

■「プレゼントを贈る」割合が上位の県

菅原解説委員
「日本生命のアンケートでは、そもそもプレゼントを贈るかどうかも調べています。都道府県別では、プレゼントを贈ると答えた人の割合が一番低かったのが鳥取県。それでも65.7%と6割以上です」

「一方で割合が高かったのは3位が秋田県で88.7%、2位が福島県で89.8%、1位は佐賀県で91.4%と9割以上という結果になりました」

河出アナウンサー
「なぜ佐賀県が9割以上とこんなに多いのでしょうか?」

菅原解説委員
「これも理由は調べていないので分からないのですが、お母さんが佐賀県出身というevery.のスタッフに聞いてみたところ、『母の日はちゃんと祝ってね』という熱量をものすごく感じるそうです」

森アナウンサー
「代々、伝統としてつながっているのかもしれませんね」

菅原解説委員
「あくまでevery.のスタッフ1人の話なので、佐賀県全体がどうなのかは分からないんですけれども…」

■8割超の母親が「育児の負担に偏り」

菅原解説委員
「では、お母さんは何が欲しいのか。ベビーシッターや家事代行サービスを運営するキッズラインが、0~17歳の子どもを育てる母親に調査した結果、5位は同率で『家族みんなで過ごす時間』と『アイテム(物)』で8.8%でした」

「4位は『ギフト券・割引券』で9.4%、『お花』は3位で9.8%でした。2位は『感謝の言葉や手紙・手作りの品』で15.0%。そして1位は『自分だけの時間』で35.5%でした」

鈴江アナウンサー
「これは、もう…。めちゃくちゃ共感します。普段は隙間時間でしか自分の時間は作れていないので、まとまってじっくり本を読む時間が一番欲しいです」

菅原解説委員
「この調査では8割を超える母親が、育児の負担に偏りを感じていると答えています。『自分だけの時間』という回答が1位だったのは、母親の負担が大きいことが背景にあると思われます」

■自分だけの時間でしたいことは?

菅原解説委員
「さらに、自分だけの時間で何がしたいのかという質問では、一番多かったのが『マッサージ・整体』(21.1%)。他にも、『旅行に行く』(11.9%)、『睡眠をとる』(10.1%)、『友人と会う』(8.3%)がありました」

森アナウンサー
「自分だけの時間で旅行に行きたいということは、家族じゃなくて1人で行きたいということですか?」

菅原解説委員
「ひとり旅もしくは、お友達とかなんでしょうね。子どもなどの面倒を見るのに気を遣わないでいいような感じで旅行に行きたいということなんじゃないかなと」

鈴江アナウンサー
「確かにそれは最高…!」

菅原解説委員
「街でも聞いてみました」

■街では…「映画に」「買い物したい」

「映画に行きたいです」と言うのは2児の母(40代)。家族からは「いろいろ普段大変だと思うので、ゆっくりする時間があったらいいかなと思います」という言葉がかけられ、子どもは「母の日ならお母さんがゆっくりすればいい」と話しました。

2児の母(30代)は「スポーツジムに行きたいです。ダイエットしたいな」。そばで「母の日ぐらいはね」という声が聞こえてきましたが、母は「母の日だけジム行っても変わらないからね」とも。

別の2児の母(30代)は「純粋に買い物がしたいです。服を見たりとか。なかなか子どもがいるとできないので。ショッピングをしたいですね。独身の時には普通にできていたことができないので」と話すと、子どもは「ママいつもいつもありがとう」と言いました。

■母親とのコミュニケーション頻度は?

菅原解説委員
「あらためて感謝を伝える日にしたいものですが、自分の母親とどれぐらいの頻度でコミュニケーションを取っているか。幅広い世代に聞いた日本生命の調査では、週に1回以上と答えた人が計50.8%いました。月に1~2回と答えた人も24.5%いました」

斎藤キャスター
「僕にはいつもevery.の番組が終わった後に、母親からLINEが送られてきます。『今日の中華おいしそうだったね』とか『今日の服どうだったね』みたいなやり取りをするので、週1回以上に当てはまっているかもしれませんね」

森アナウンサー
「素敵なコミュニケーションですね」

斎藤キャスター
「every.のおかげです。ありがとうございます」

森アナウンサー
「私も連絡してみようかなって思いました」

菅原解説委員
「母の日が、お母さんと連絡を取るいい機会になるかもしれないですよね。ちなみに今年の父の日は6月16日の日曜日です」

(2024年5月6日午後4時半ごろ放送 news every.「#みんなのギモン」より)