収穫の秋 天皇陛下が皇居で稲刈り
収穫の秋を迎え、天皇陛下は13日、気温が30℃を超える暑さの中、皇居で稲刈りにのぞまれました。
天皇陛下は13日午後、皇居の水田で、うるち米の「ニホンマサリ」と、もち米の「マンゲツモチ」、あわせて20株の稲刈りをされました。
天皇による皇居での稲作は昭和天皇が始めたもので、陛下は上皇さまから引き継ぎ、毎年行われています。
真夏を思わせる30℃を超える暑さの中、白い長袖シャツに黒い長靴姿の陛下は、ザクザクと力強い音を立てながら、カマで手際よく刈り取られていました。
稲は陛下が自ら種籾をまき、田植えをされて育ったもので、作柄は今年の記録的な猛暑の中でも平年並みだということです。
収穫された稲は、三重県の伊勢神宮に送られる他、宮中祭祀などに使われます。