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JR函館線 脱線は除雪が不十分だったため

2014年7月25日 11:38

 12年2月にJR北海道の函館線で列車が脱線した事故で、国土交通省の運輸安全委員会は25日、除雪が不十分だったため脱線した可能性が高いとする調査結果をまとめた。

 この事故は12年2月、北海道八雲町のJR八雲駅構内で、乗客・乗員3人が乗った1両編成の列車が脱線したもの。事故原因について25日、運輸安全委員会は、レールの分岐器の一部で除雪作業が不十分だったことから、車輪がレールに乗り上げ、脱線した可能性が高いとする調査結果をまとめた。

 脱線した付近ではかたく凍った雪がレールと同じくらいの高さにまで積もっていたという。冬場に勤務する契約社員が脱線の原因となった場所の除雪の重要性を認識していなかった可能性が高いという。