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御嶽山登山者の家族が待つ町役場から中継

2014年9月28日 18:29
御嶽山登山者の家族が待つ町役場から中継

 27日の御嶽山の噴火を受け、行方がわからなくなっている登山者の家族は対策本部がある長野県の木曽町役場で28日朝から無事を祈って待機している。木曽町役場からNNN取材団の武井誓子リポーターが中継。

 対策本部が置かれた木曽町役場の会議室には行方がわからなくなっている登山者の家族の待機所が設けられた。早い人は28日午前2時からこの木曽町役場に訪れているという。午前中は3家族15人ほどが新しい情報を待っていたが、午後になって家族の数が増えて60人に上った。付き添いの友人などが帰り、23家族36人になっている。

 対策本部では28日夜、家族を2つの公民館に分けて待ってもらうことにしている。木曽町の公民館には毛布や食事などが用意され仮眠が取れる態勢になっているという。

 車で30分ほど離れた王滝村からも、この木曽町の公民館に行方不明の登山者を心配する30人くらいの家族が移動している。長野県警からは31人が心肺停止との発表が行われ、家族にはつらい情報が次々と寄せられているのが現実だ。