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調査団検討 拉致被害者家族に政府が説明

2014年10月1日 18:27
調査団検討 拉致被害者家族に政府が説明

 政府は1日、北朝鮮による拉致被害者の家族に対し、平壌に調査団を派遣することを検討していることを説明した。家族からは、懸念する声が上がっている。

 説明会には、外務省の伊原アジア大洋州局長らが出席し、先月29日の日朝外交当局間会合で北朝鮮側から「日本側が平壌を訪問し、特別調査委員会のメンバーと面談すれば、より明確に聴取できる」と言われたことなどを説明したという。さらに、平壌へ調査団の派遣を検討していることを明かしたという。

 横田早紀江さん(78)「何も(情報が)ない中で(平壌に)行かれるのは、私はあまり賛成な気持ちではありませんと申し上げました」

 拉致被害者家族会・飯塚繁雄代表(76)「リスクが生まれるのではないかという意見が大半。(政府が)責任を持ってこの状況を判断して的確な対応・方針がでるならば、それはそれでお任せしますと(私は話した)」

 家族からの懸念の声に対し、伊原局長は「何が解決に役立つのか政府の中で検討する」と答えたという。