日本入国者全員に滞在歴確認 エボラ出血熱
エボラ出血熱の検疫体制を強化するため、厚生労働省は、国籍や滞在国にかかわらず、日本に入国する全ての人に対し、過去21日間にギニアなど4か国に滞在歴があるかどうか確認することを決めた。
滞在歴の確認は24日から順次、全国の空港の入国審査所で、入国する全ての人に対して行われる。ギニア、リベリア、シエラレオネ、コンゴ民主共和国への過去21日間の滞在歴を確認し、滞在歴がある人には、検疫所での問診を促すという。
また、厚労省は、発生国から帰国後1か月程度の間に発熱した場合は、地域の病院の受診を控え、保健所に連絡をするよう呼びかけている。
塩崎厚労相は24日朝、日本医師会の横倉会長と面会し、地域の医療機関で疑いのある患者が確認された場合には、速やかに指定病院に搬送するよう確認した。