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福一原発1号機 カバーの穴広がるトラブル

2014年10月28日 16:00
福一原発1号機 カバーの穴広がるトラブル

 福島第一原発1号機で28日朝、建屋を覆うカバーに「飛散防止剤」をまくための穴を開ける作業をしていたところ、機械が強い風であおられ、穴が広がるトラブルがあった。

 1号機では、内部のガレキ撤去のため、建屋カバーに複数穴を開けて、中に放射性物質の飛散を防ぐ「飛散防止剤」をまく作業が進められている。東京電力によると28日午前8時20分頃、穴を開ける機械を引き抜く際に強い風にあおられ、通常30センチ四方の穴が、1辺が1メートルを超える三角形の大きさに広がったという。

 周辺で放射性物質の飛散を監視する「ダストモニタ」の数値に有意な変動はないということだが、東電は28日午後現在、作業を中止している。