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都知事、五輪施設2千億円圧縮の見通し示す

2014年11月19日 21:50
都知事、五輪施設2千億円圧縮の見通し示す

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向け、会場計画の見直しを行ってきた舛添東京都知事は、バスケットボール会場の建設を中止することなどで、施設の整備を約2000億円、圧縮できるとの見通しを示した。

 舛添知事は19日、開かれた東京都議会の特別委員会で、東京・江東区に計画していたバスケットボールとバドミントンの会場や、セーリング会場の建設を中止することを明らかにした。

 代替の会場としては、バスケットボールは埼玉県の「さいたまスーパーアリーナ」、バドミントンは東京・調布市に建設中の「武蔵野の森総合スポーツ施設」が候補として検討されているという。また、セーリングは、既存の若洲ヨット訓練所を拡張して活用するという。

 これらにより、施設整備費の試算は4584億円から、2576億円にまで抑えられたという。

 一方、IOCのコーツ副会長は19日の会見で、「予算を抑えるための計画変更は、IOCの方針にも合致する」と話し、東京の見直し案を支持した。