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巡視船追加派遣 サンゴ密漁一斉取り締まり

2014年11月21日 15:23
巡視船追加派遣 サンゴ密漁一斉取り締まり

 小笠原諸島周辺でのサンゴ密漁問題で、海上保安庁は、密漁の手口が巧妙になったことから、巡視船を追加派遣して領海内での一斉取り締まりに乗り出した。新たに中国人船長1人を逮捕している。

 海上保安庁によると、密漁船は摘発を逃れるため昼間は沖に離れ、暗闇で密漁が確認しにくい夜になると領海内に戻るなど手口が巧妙化している。

 このため、海上保安庁は全国から複数の巡視船を追加で派遣し、21日未明から夜間の領海での一斉摘発に乗り出した。これまでは一時200隻を超えた漁船に対して巡視船が足りず、領海の外に退去させていたが、態勢強化により密漁船を一掃したい考え。

 21日午前1時頃には、嫁島付近の領海内で違法に操業していた中国漁船を確認し、船長を逮捕している。