業績不振により、日本航空と業務提携にむけて交渉している「スカイマーク」は、全日空にも羽田空港を発着する路線の共同運航を要請することを明らかにした。

　経営の立て直しを図るスカイマークは、現在、羽田空港から発着する路線について日本航空に共同運航を要請し交渉を続けている。しかし、国土交通省が公的な支援を受けて再生した日本航空のみとの共同運航には難色を示したとして、１０日、スカイマークの西久保社長は、全日空にも共同運航を要請することを明らかにした。来週以降、交渉に入り、来年４月からの共同運航を目指す。

　全日空も１０日、スカイマークから打診があったことを認め、内容を検討し判断するとしている。スカイマークは、日本航空と全日空との共同運航により年間で最大９０億円程度の収入を見込んでおり、経営再建を図る方針。