汚染水抜き取りに向けめど~田中委員長
原子力規制委員会の田中委員長が、福島第一原発の汚染水がたまっている海側の地下トンネルなどを初めて視察し、汚染水抜き取りに向けためどがついたとの認識を示した。
約1年半ぶりに福島第一原発を訪れた田中委員長は、去年8月に300トンの汚染水が漏れ出したタンク群や、高濃度汚染水がたまっている海側の地下トンネルなどを視察し、トンネル内の汚染水の抜き取りに向けて一応のめどがついたとの認識を示した。
原子力規制委・田中俊一委員長「トレンチは1年以上前から大きな懸案事項になっていたんですが、何とか始末がつけられるめどがついたかなと」
一方、敷地内に増え続ける汚染水の貯蔵タンクについては、「タンクの多さに圧倒された」と述べ、処理した水を海に流せるよう住民の理解を得る必要性を強調した。