新春恒例フグの初せり、お値段は? 下関市
フグの取扱量日本一を誇る山口県下関市の南風泊市場で、新春恒例の初せりが行われた。
2015年、最初のせりにかけられたのは、山口県沖の日本海などでとれた天然物のトラフグ約1.1トンと養殖物8トン。中には、約9キロもある大物も並んだ。
午前3時20分、威勢のいいかけ声と共に今年の初せりが始まった。せり子が差し出す黒い袋の中に仲買人が手を入れて値段を決める南風泊市場独特の“袋せり”で今年の初値が決まっていく。
年末年始のしけの影響で、今年の初せりは、天然物のトラフグがやや少なく、最高値はキロあたり1万5000円と去年より2000円高く取引された。
競り落とされたトラフグは早速、地元をはじめ、首都圏や関西方面に向け出荷された。