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肥満傾向児の出現率 福島県で顕著に

2015年1月23日 17:39

 文部科学省が行った児童生徒の健康状態の調査で、福島県の肥満傾向児の割合が高いことがわかった。

 この調査は、文部科学省が毎年、満5歳から17歳までの児童・生徒の発育や健康状態を調べているもの。肥満度が20%以上の肥満傾向児の出現率は、調査を開始した2006年度以降、低下しているが、東北地方は全国的に見て、出現率が高い傾向が見られるという。中でも福島県は昨年同様に出現率が高く、今年度の調査では小1、小2、小4、小6、中1、中2の、6つの年齢層で全国一位となった。

 文部科学省では、福島県の肥満傾向児の出現率が2012年度から顕著になっているとして、「ひとつの要素としては、震災による運動不足、生活習慣の変化が今でも影響していると考えられる」と分析している。